(双葉社 双葉文庫 2005年3月刊行 600円) 呉服商若狭屋の跡取り、甲次郎と道場仲間だった豊次が殺された。犯人捜しに奔走する甲次郎に大坂城代管轄の煙硝蔵が破られたという噂が届く。 一方、若狭屋に寄宿している千佐の友達、美弥を郷里に送り届けた甲次郎と千佐が何者かに襲われて……。 嘉永年間の大坂、武家同士の確執の影で千々に乱れる町娘の恋心。書き下ろし長編時代小説シリーズ第二弾。 カテゴリー: 甲次郎浪華始末著作紹介