(双葉文庫 2008年11月刊行 590円) 克次が営む大和屋を訪れた、宿なしの幼い兄妹の妹お峰が行方不明になった。同じころ江戸の町で幼い娘のかどわかし事件が頻発していた。親しくしていた同心の中山順之介に探索に協力して欲しいと請われる克次。二度と十手は持たぬと決めた克次だが、兄の身の上を聞くと、昔の自分と重なりじっとしていられなくなった。 書き下ろし時代小説シリーズ第二弾。 カテゴリー: 家請人克次事件帖著作紹介