(廣済堂文庫 2006年9月刊行 600円)

五十年前、大坂町奉行が金塊を大坂の町に隠したままお役替えとなり、江戸へと去った。
金塊のありかを探すために舞い戻った町奉行の息子は大坂の町で非道な行いを繰り返す。
踏みにじられた町娘の恨みを果たすため、お紅実や仙太郎たちが立ち上がった。
金塊の行方を探るうちに見えてきたのは、五十年前の朝鮮通信使を巡る殺人事件だった……。

書き下ろし時代小説シリーズ第二弾!