(廣済堂文庫 2006年3月刊行 600円)

大坂の板元一文字屋の娘お紅実は父親の文蔵と二人暮らし。母親の死とともに江戸から大坂に移り住み、小さな本屋を切り盛りしながら暮らしているお紅実が殺人事件に巻き込まれる。
事件の裏には莫大な御用金を大坂商人に要求する勘定奉行や、それに対抗して町人の生活を守ろうとする豪商たちとの確執が……。
そして、お紅実の意外な過去があきらかに!

書き下ろし時代小説シリーズ第一弾!