(ポプラ社 2018年4月刊行 1,600円)

とかく人の世は面白い。
人気浄瑠璃作者・近松門左衛門に命を救われた虎彦は、
彼の裏家業「近松万始末処」に引っ張り込まれる。
近松にこき使われるまま、失せ人捜しにお犬さま騒動、井原西鶴の幽霊退治など、
さまざまな事件に奔走する虎彦だが、近松にはある思惑が―――。
正体不明の美貌の剣士に賢い忠犬、
からくり細工師見習い少女ら始末処の面々が繰り広げる、
時に爽快、時にホロリの新感覚エンタメ小説、登場!