今年もあとわずか。
一年間、忙しく過ごさせていただきました。
ありがとうございます。
土曜時代劇「浪花の華」の放映開始とともに始まった一年でしたが、予想通りにというか、思ってもいなかったくらいにというか、せわしない年になりました。

特に今年は、ブログにはあまり書かなかったのですが、「講演」なるものを、ホントにたくさん、させていただきまして(あくまで当社比。拙い話ばかりでお恥ずかしいのですが、今年は人前に出る方向をちょっとがんばってみました……来年はたぶん軌道修正します;)。その会場で、日頃はあまり接することのない分野の方々とも、大勢、お会いすることができました。得難い経験でした。一期一会という言葉をかみしております。

もちろん、本業の原稿のほうも、文庫化になった「北前船始末」のほか、「家請人克次」「寺子屋若草物語」の両シリーズ、ともに二冊ずつ刊行できました。

読んでくださったみなさま、お世話になったみなさまに、心より御礼申し上げます。

そして、来年1月。
ポプラ文庫から、新刊が出ます。
『浪華疾風伝 あかね   天下人の血』
店頭に並ぶのは1月9日くらいの予定ですが、私の手元にはすでに届いています。

表紙の凛々しい姫は、藤田香さまに描いていただきました。ありがとうございます!
そして、なんと、帯にも美女が!

元和期――大坂の陣後の復興期を舞台にした、伝奇活劇青春時代小説です。
近世前期を舞台にした物語は初めてなんですが、既刊とも関わりのある話になっていまして、つまるところ、龍笛を吹く男がメインキャラで出てきます。「左近」の時代よりも約二百年前の話。
久しぶりの〈在天〉がらみの新作、書いていてホントに楽しかったです。今は、2巻めの仕上げにかかっているところ。

来年は、この他にも新作を予定しています。
がんばります!
まずは、この「浪華疾風伝 あかね」。
ぜひぜひ、よろしくお願いいたします。

では、みなさま、良いお年をお迎え下さい!