「浪華の翔風」(なにわのかぜ)、ポプラ文庫ピュアフル版、そろそろ店頭に並びはじめるそうです。
連休なので、発売も少し早めになるとのこと。
どうぞ、よろしくお願いいたします!
同月に二冊、新刊(一冊は文庫化とはいえ)が出るのは初めてなので、かなりプレッシャーを感じております(双葉文庫の「遠き祈り」発売は連休明けになるようです)。しかも、年数あいてて出版社も違うのに、ほぼ続き物みたいなものだし。どきどきです。少しでも多くの方に買って&読んでいただけますように。
ここはひとつ発売前にご挨拶をしておかねばと、四天王寺にお参りにも行って参りました。4月22日の聖霊会。あいにくの雨で、舞楽は六時堂内で行われたため、ほとんど見えず。でも、境内に響く雅楽の音色は美しかった……。
セッティング済みの石舞台も使われることなく、残念……。
さて、あとがきに書きましたが、「浪華の翔風」には執筆時にイメージソングにしていた歌があります。リンドバーグの「君のいちばんに…」。切なくて、でも前向きで、大好きな歌です。ご存じの方は、「浪華の翔風」読まれるときは、よろしければ脳内に(もちろん室内でも)流していただければと。
自作の小説に特定のイメージソング、というのは、最近ではあまりやりません。プロになる前は頻繁にやっていまして、イメージを膨らませるのに何かの手助けが必要で、それが「歌」だったのだと思います。今は、何かのイメージを借りるとそちらに流されそうになるのでやめまして、執筆に集中するきっかけとして音楽を使います。「この歌が流れると、自然にこの作品の世界に入れる」というような習慣づけのために。ただし、執筆内容とはあまり関係なくて、たとえば、今回の「遠き祈り」の執筆ソングはT.M.Revolutionの「ミーティア」だったんですが、内容と歌詞はあまりリンクしていないような。
その「遠き祈り」、すでに手元にあります。
内容紹介は、次回の記事にて。