長い付き合いの友人に、ドライブに連れて行ってもらいました。
山の上には、もうちらほらと紅葉が。
その友人の助手席は、私には昔から憧れの場所でして。車の運転に「カッコいい」という形容があり得ることを、若かりし日に初めて納得した相手なので。今もやっぱりカッコよかったです。変わってないなあ。いや、車の運転だけじゃなくて、いろんなとこが。
夢を追う若者だった頃に出会ったひとで、今は互いに、その頃、思い描いていたことを仕事にしています。会うたびに、しょもないことから大切なことまで、たくさん喋ってたくさん聞きます。人生を全力で走り出す前の助走期間を一緒に過ごした安心感みたいなのが、根っこのところにあるような気がします。走り出した方向は似ては居なくて、むしろ、近い場所に立っていたのに、あえて別々のところに走り出した、という感じなのですが。……というか、思えば長い付き合いだなあと気づき、どういう付き合いだったのか、改めてアレコレ考えてみたんですが、上手い言葉が見つからなかった。要は、とても大事な友人だ、ということなんです。
私を彼女に引き合わせてくれたひとは、もうこの世にはいないのですが、いつも「そんなに仲良くなるなんて思わなかった」と、ちょっとびっくりしながらも、面白がってくれていたように思います。不思議です、縁というものは。
楽しい休日でした。
次の逢瀬が楽しみです。そのときまでに、また、話したいことをたくさん、集めておかなければ。