インド旅行、最後に訪れた町はバラナシ(ベナレス)。
ヒンドゥー教の聖なる河であるガンジス河へ。沐浴をする人が多いので有名なところです。さすがに寒くて、あまりいなかったですけど。

夜明け前、ボートに乗って、河へと。どうでもいいけど、救命胴衣もなんもない、落ちたらそれっきりのボート。まあ、海外旅行ってそういうもんですね。

ボートに乗る前に、河に流す花を買ってみました。蝋燭を灯し、河に浮かべるのです。

流すとこんな感じ。水面に浮かぶ灯りが見えますでしょうか。結構流れが速くて、あっというまに遠くに去っていきます。

夜明けのガンジス河。

ボートには、魚の放生をすすめる魚屋さんのボートも近づいて来ます。彼がつかまえた魚を、お金を出して買い取り、河に逃がしてやることで功徳を積むのです。
逃がした魚を、また捕まえて別の人に売る。そういう商売だって判ってはいます。
でも、やりたかったのですよ。現地ガイドさんは呆れてましたが(「貴方がやりたいなら止めないけど、同じ魚、また下流でつかまえるんですよ」って)、それでも、やりました。
五匹くらいの小魚を買い取って……河へ返します。元気でね。

周辺の町は、こんな感じ。

朝ご飯を屋台で食べるひとびと。

猿の親子も当たり前にうろうろしています。牛と犬ほどの数はいませんが、珍しくもない感じ。

この町で、私は細工物の仏像を買いました。
立ち寄った工房で、一目見た瞬間、欲しいと思ったんです。
それなりに大きくて、かさばるもので、造りも凝ってて、お値段もちょっと予算オーバーだったけど、でも、店の方が棚の奥から出してきて見せてくれた瞬間、あー欲しい、これ欲しいと、一瞬でひらめいた感じ。
ちょっと値切って(そこはインドですから、仏様でも値切る・笑)購入して、途中で壊れないように厳重にパッケージしてもらって、自分の胸に抱いた瞬間、なんか嬉しくって自然に笑顔になってました。

今も嬉しいです。
大事な物だから、写真は載せません。

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