日差しの温かな午後、奈良へ。
「お水取り」で知られる東大寺の二月堂。修二会の際には、ここで松明がふられます。私が行ったのは節分の前日(つまり昨日)だったので、豆まきの準備中でした。豆まきは家ですることにして、豆だけいただいてきました。さっき、まきました。

奈良と言えば鹿。冬の鹿は、夏にくらべて、くすんだ色。夏毛と冬毛がこんなに違うとは知らなかった。
外国に行くと、猫だの犬だの牛だの猿だの動物が普通にうろうろしている町も多く、日本の町に「圧倒的に人間しかいない」のは、「そういうふうに意識して作ってきたからなんだな」と気づかされるんですが(少なくとも、この数年、私が行った外国の町は、どこもびっくりするほど動物が多かった)、奈良は特別だなー。ここの鹿の、ひととの絶妙な距離感は、見ていて楽しいです。馴れてるというか、ふてぶてしいというか、貫禄あるというか、可愛いです。

東大寺大仏殿前の八角燈籠に描かれた、笙を吹く菩薩。東大寺創建当初からあるもの。古い時代の笙は、吹き口が長いです。

カテゴリー: ブログ近況