舞台「蘭」を見て、あるいは、「洪庵シリーズ」新装版を読んで、左近や若狭、在天別流に興味を持ってくださった方が、現在、絶版中の双葉文庫「左近・浪華の事件帳」シリーズ既刊「遠き祈り」と「闇の射手」を、探してくださってると聞きました。

すみません。
こんなタイミングで絶版中で、本当にすみません。

でも、新装版が出ます。
「遠き祈り」「闇の射手」、両方、同時に、双葉文庫から出ます。
まだ準備中なので、すぐには出ませんが、夏に出ます。
どうか、もうしばらく、お待ちくださいませ。

それから、もう、これも言ってしまいますが、新装版の後、その続きが出ます。「左近」シリーズの新作です。双葉社さんとお約束はできています!

舞台の縁で、左近や若狭や在天別流を気に入ってくださった方、どうぞ、「左近」シリーズ新装版と、新作続編までお付き合いいただければと思います。
もちろん、「左近」シリーズ刊行当初から、あるいは、もっと以前、「禁書売り」初版のころから、左近や若狭を気にかけてくださっていた方には、ぜひとも、新たに「左近」の活躍を見ていただければと願っています!
どうぞ、よろしくお願いします!

ポプラ社さんから出ている、「浪華の翔風」、「浪華疾風伝あかね」シリーズ2冊も、在天別流の話なので、そちらも手に取っていただければうれしいです。
「浪華の翔風」は、「洪庵」シリーズと同時代(左近の兄の上総が別流の長「弓月王」である時代)の話で(左近も少し出てます。メインは兄のほうですが)、「あかね」は、江戸時代の初め、大坂の陣の直後くらいの大坂で、違う時代の在天別流があれこれする話です。
どちらも、新刊「近松よろず始末処」発売中のポプラ社さんからの既刊です!

あ、東南西北の守護神を仰ぐ四天王寺さんに興味を持たれた方がいらしたら、ぜひ「未来記の番人」(PHP文芸文庫)をお手にとってくださいませ。
在天はいないバージョンの、別の世界線の四天王寺さんに、在天とは違う特殊一族がうろうろしている話です。
私の書く話、たいていは在天がいる世界線で動いているんですが、(「十一屋シリーズ」とか)、「未来記」の世界に在天がいたら、四天王寺さんがそりゃもう大変なことになりそうなので、そこは別の世界線です。

四天王寺さん、ホントに、想像力をかきたてられるお寺さんなのです。
今回の舞台、NHKのドラマ版とは違い、在天が原作通りに「四天王寺」に在しているのが、作者としては本当にうれしいです(ドラマ版は「龍天王寺」という架空のお寺になっていました)。
由緒あるお寺さんの寛容さに、つねに感謝しつつ、創作活動をしております。ありがとうございます。

いろいろ宣伝いたしましたが、どうぞ、よろしくお願いいたします!

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