「禁書売り」「北前船始末」新装版、発売です!
12日に店頭に並ぶ予定です。
どうぞ、よろしくお願いいたします!

春らしい、さわやかな表紙になりました!
美しい装画は、安楽岡美穂さんが描いてくださいました。
章の初々しさ、左近の愁いを帯びた表情、それに、なんといっても、楽人装束。
左近はいろんな格好をするキャラなので、どんな姿で描かれるのかわくわくしておりましたら、楽人姿はどうですかとご提案いただきまして、「ぜひそれで!!」とお願いしました。素敵です!

帯は、舞台「蘭」の主演藤山扇治郎さん、北翔海莉さんの写真つき。華やかな楽人左近と、真面目そうな蘭学生の章。こうしてビジュアルで見ると、この二人がどうやって知り合うんだ感がありますね。違う世界に生きる二人なんだなと。でも、出会うんですよね。舞台の上で。楽しみです。

記念に、歴代の「洪庵シリーズ」を並べてみました。
鳥影社版、旧双葉文庫版、新装版です。旧文庫は、ドラマの帯つき。

鳥影社版を出したときには、こんなに長く読んでいただけるとは、思ってなかったなあ。昔の版を長く愛してくださった方々のおかげです。本当にありがとうございます。新しい版も、大勢の方の手にとっていただけますように。

あ、「洪庵シリーズ」から「在天」に興味を持ってくださった方がおられましたら、ぜひ、既刊「浪華の翔風」も、お手にとってみてください。

現在、ポプラ文庫ピュアフルより発売中。もとは、鳥影社から発売された、私のデビュー作です。「洪庵シリーズ」でちょこちょこ出てくる、左近の兄の弓月メインの話ですが、左近がちらほら出てきます。
私の著書で唯一の著者あとがきと、東えりかさんが書いてくださった解説もついていまして、デビュー当時の事情が少しわかります。「在天別流」はここから始まりました。……といいつつ、時系列では、「洪庵シリーズ」の後の物語。
新刊「近松よろず始末処」でもお世話になっている、ポプラ社さん刊行です。よろしくお願いいたします。

あと、ですね。左近に関しては、双葉文庫さん書き下ろしで別シリーズもありまして、そちらは左近と若狭ががっつりメイン、弓月も割と登場、という感じなんですが、今はやっぱり手に入りづらいんですが、そのうちに、この機会に、ちょっと、あれです。今はまだ、ええと……しばらくお待ちくださいとだけ……!
がんばりますので、まずは「洪庵シリーズ」を、よろしくお願いいたします!