あらためまして。
「緒方洪庵シリーズ」舞台化について、お知らせいたします。

まず、大事な大事なお知らせなのですが。
このシリーズ、『禁書売り』『北前船始末』の二冊とも、現在、双葉文庫版、手に入りづらい状況ではないかと思います。
ですが!
もう少し上演が近づきましたら、「舞台化」と書かれた帯つきの、おそらく役者さんの写真も入ってるんじゃないかなーという帯つきの、文庫新装版が出ます! もちろん、双葉文庫さんから!
……なので、「舞台化」速報から興味をもたれて、原作本を読んでみようかなと思われた方がおられましたら、しばし、お待ちいただければと思います。
よろしくお願いいたします!

……といいつつ。
このHP見てくださってる方は、もう原作は読んだよー、という方のほうが多いんじゃないかなとも思うんです。で、そういう方が気にしてくださっていることがあるとしたら、「発表になったキャストさんたち、いったい誰がどの役を演じるの?」ということなのでは、と。

なので、ですね。
原作者として、いち早く、その辺をお知らせしようかと。……松竹さんからも、OKいただきましたし!(いち早い、ですよね? もう他で出たかな?)

では、まいります。速報チラシ掲載順、左から右、上から下、です(チラシ、現物を私が写真にとったものなので、見えづらくてすみません…)。

緒方章(後の洪庵)・藤山扇治郎さん。
左近(お佐枝)・北翔海莉さん。
在天楽人、若狭・荒木宏文さん。
大坂商人山城屋・神保悟志さん。
女医お定(天游の妻)・久本雅美さん。
章の師匠、中天游・石倉三郎さん。
町奉行所同心新井・丹羽貞仁さん。
おあき・宮嶋麻衣さん。
診療所の女中・高倉百合子さん。
大坂商人加島屋・ゆーとぴあピースさん。
同心手先・渋谷天笑さん。
船頭卯之助・笠原章さん。

すごいでしょう!?
この豪華キャストがずらりとそろう「洪庵シリーズ」の世界、今から楽しみで仕方ありません。

…といいつつ。
原作をすでにお読みの方は、この配役見て、「え?これ、どんな話になんの?」とも思われたんじゃないかなーと。連作八話ある原作のうち、思々斎塾メンバーと、在天メンバーは、まあ物語のなかの立ち位置もそれなりにはっきりしてるわけなんですが、そのほかの、商人さんとか船頭さんとか、そもそも別の話に出てる方々がなんで一堂に会してんのかとか、おあき出てるんなら他に足りないキャストいるだろとか。そういうことを思われた方がいるといいなと、原作者としては思います。原作者も、そう思いましたもので(笑)。(あ、呼び名としての屋号は、多少変わる可能性がある、かもです)

でも、そのあたりは、まだ言えませんで……。
さらなる続報を、お待ちいただければと!