「浪花の華」の再放送が終わりました(再放送の再放送は、来月あります)。
DVD持ってますけど、全話、改めて見ました。改めて見ても、章の、特に初めの頃の筋金入りのヘタレっぷりが何とも(笑)。私、このドラマ、好きです。自分でいうのもアレですけど。
当時のこと、いろいろ懐かしく思い出しました。
個人的に、再放送が一年前にあったら、懐かしんで見る心の余裕はなかったかなと思うので、今で良かった、と。「レポ」のデータも、自分で読み返すのはいろいろしんどいだろうなと思って、ずっとほったらかしだったんですが、ようやく、少しは穏やかに過去と向き合うこともできるようになってきて、整理できました。脚本にもらったサインは、実はロケ見学に行ったときに、同行した家族が頼んで書いてもらったものだったりします。私は小心者で言い出せなかったんですが、彼は実にあっけらかんとお願いしまして、お二方とも、気軽に書いてくださいました。そういうことが、一つ一つ、懐かしくて。……良い思い出です。楽しかった。
ところで。
話は変わりますが、少し前に、読者さんからご質問をいただいたことがあったので……。
「あかね」シリーズについてなんですが、続きはいつ頃出ます、と、はっきりお応えすることは、今はできない状態です。でも、終わったというわけではない……という状態でもありまして、今も、「あかね」について、担当さんとやりとりは続いてます。今後はもうまったく動きがない、ってわけではないのです。曖昧でごめんなさい。自分では、まだ完結したとは思っていないので、なんとか、形にできればと思っています。気にかけてくださってる読者さんがいる、と思うと、がんばらなきゃなーと改めて気合い入ります。ありがとうございます。
普段の生活のなかで、「作家」として、つまり、ペンネームを使って人と接する機会は全くないので(毎日、パソコン前に座って原稿を書いていたとしても、「築山桂」として人と会うことはもちろん、その名でメールを送ることですら、実際には「たまに」しかなかったりします)、テンション下がり気味になると、そもそも私ちゃんと作家なんかなー、みたいな気になるんですけども。
でも、せっかく、いろいろ機会をいだたいて、本も出してきたんだから、それを自分でなかったことみたいに感じて自信なくして過ごすのは駄目ですね。ちゃんと作家やらなくては。