五回目、行ってきました。
去年の秋に公開されたサイボーグ009の映画「009 Re:CYBORG」。
上映は、もちろんとっくに終わっていたのですが、昨日、Blu-ray&DVD発売前夜の特別上映が、梅田で一回だけあったのです。大画面3Dで見られる最後の機会かと思うと、いてもたってもいられなくて、友達を誘って行ってきました。
五ヶ月ぶりの五回目。五ヶ月の間に無駄にあれこれ考えたせいで、もしかしたら、ワクワクが消えて冷静になっちゃってるかも……などと不安もあったのですが、まったくそんなことはなくて、二回目と同じくらいのテンションで見てた気がする。なんでこの映画にそこまでハマったのかは判らないですが、それでも「ハマる」ってのは理屈じゃないんだよなってことは思い知る。わけわかんないとこも、何もかもひっくるめて、私はこの二時間の物語(と、それを支える大きな物語世界)が大好きだ。
一日経って、もちろん、Blu-rayディスクのほうも入手済み。まだ見てないですけど。思い入れがありすぎて、迂闊に見られない。昨日見た「五回目」を、まだ噛みしめてる感じ。正直、重い。自分の思い入れが重い……(笑)。
以下、ネタバレ有りの感想メモになりますが。
基本的に、静かなシーンよりアクションシーンが好きなんで、これまではどうしても、そっちに気持ちの重点があったのですが、今回は、静かなシーンに気合い入れようと思いまして。初っぱなのバーでの007と002の腹の探り合いとか、礼拝堂での004の講義シーンとか、ラストの水上での再会シーンとか、小さな動きまで見逃すまいと必死でした。
特にラストの水上の椅子! 公開時に見ていたときは、ともかくシーン全体の持つ意味、はっきりいえば、キャラの生死が気になって気になって(つまりこれって生きてるの死んでるのどういう意味なのハッキリさせてよ?!……という感じで)、細かい仕草なんか見てる余裕もなかったんですが、今回やっと、椅子の上で笑う(笑ってたと思う)002をじっくり見られました。やっと帰ってきたんだなー仲間のところに……と思うと、宇宙で散っていくシーン以上に泣けた。ここが泣きポイントだったのは5回目にして初めて。これまでは、そのシーンはともかく「コレ生きてるんだよね、そう思っていいんだよね」ってことしか考えられんかった。五回目でもまだ、新しい気持ちになれるのが嬉しい。……で、結局、私は、002がとても好きらしい。
今、部屋には、こんなフィギュアもいます。可愛くデフォルメされてますが、002です。