風に乗って空気中にあれこれ飛んでるんだろうなと思いながらも、陽気に誘われて、ぶらぶら散歩を続けてます。
久しぶりに出身中学の前を通りました。ちょっと辺鄙なところにある学校なので、前を通ることは、普段は滅多にないのです、近くに住んでても。
何年ぶりかで通ったんですが、懐かしかった。
三年の時の教室が、通りから見える場所だったんです。校舎の最上階のいちばん端っこ。そこから、授業中にぼーっと外を眺めながら、好きなアニメの話なんか考えてた。その頃から、もう作家になりたかった。
それから紆余曲折あって、作家になって、あれこれあって、結局、この町に帰ってきて、また校舎を見上げて。あのとき、あの教室にいた仲良しと、また地元で会って、楽しくご飯食べにいったりしてる。不思議なもんだなー。ずっと地元にいたら、また感覚が違うのかもしれないけど、高校卒業と同時に離れた町だから、オトナになった身で住むのは初めてなのです。まだ、ひとつひとつが新鮮です。
ところで。この数日、悩んでることがありまして。
まあ、毎度のことですが、新出キャラクターの名付け。
なんつーか、まったく制約のない名付けをするのって、難しい。たとえば、楽人だと、名字は限られてる上に、名前も、基本が官職名だったりするので楽なのです。商人も割と楽。基本パターンがあるので。武士はかなり自由に名付けられるので、逆に難しい。コレで行こうと決めて動かし始めても、しばらく経っても馴染んでこなくて、「いや、やっぱりコレじゃない」と思って別の名前に一括置換してみたり。一人決めるのに三日くらいかかったりして。そろそろ決定したいー。