旅行記をUPし始めたところなんですが、長くなりそうなんで、まだ「新年」という言葉が似合う間に、今年の抱負的なことを書いておこうかと思いました(旅行記はまだ続きます)。
何だか年末以来、二年数ヶ月の反動でか、無性に日記的なことを書きたいみたいです。……このハイテンションの反動が来たら嫌ですが、そのときには書いたものを全部消します。
で、抱負ですよ。
二年と数ヶ月、緊急避難モードで生きてましたが、今年から、いろんなことをちゃんとやりなおします。今朝、二年前に戻った夢を見たんです。三年前なら戻りたいけど、二年前は最悪です。あー現実じゃないんだ、実際にはそれから二年あがいて何とかここまでたどりついたんだと、起きた瞬間、ほっとしました。
とりあえず、生活面では、酒量を減らす、というのを当面の目標にします。寝酒がないと寝られないと思い込むようになってましたが、本来はそういう質ではなかったわけで。楽しみで飲むお酒はいいけど、飲まなきゃやってらんないと思い込むのは、もう止めです。……って思い始めたところで、昨夜マンU対リバプール戦見ながら正月に身内が置いていってくれたお酒飲んでたら、めっちゃおいしくて、目標変更しそうになったけどがんばる(飲むっつっても、弱いんで、最大でも一日に二合いかない。でも元々弱いんで、続けて飲むと確実に疲れる)
そんで、仕事をする。
執筆の内容ってことでは、もちろん、去年だって一昨年だって、精一杯、必死でやってた。でも、時間的、体力的にはセーブしてました。「仕事より、今を乗り越えることが第一」と思って。「あー無理」と思ったときには、「それでもがんばる」ことより、「逃げる」ことを最優先にした。その間に、ダメになっちゃったものはあるかもしれないし、なくしたチャンスはあったかもしれないけど、それはそれで仕方ない。生還するのに必要な時間だったから、後悔はしてません。でも、今年は、緊急避難モードはやめて、がんばります。
自然体、というのが、やっと取り戻せた何かだという気がする。なんか、ともかく緊張してたから、このところ。そんで、まあ所詮、当社比ではありますが、自然体の私はそれなりに、「それでもがんばる」ことが好きだったのです。少なくとも「逃げる」よりは。
……つまるところ、グリーフケアが必要な状態というのは、目の前が地雷原になった感じなのです。今は穏やかに座っていられても、何かアクションを起こしたとたん、ぶっ壊れるかもしれない。人間、誰にでもそういう地雷はあると思うけど、その地雷が、しかも一発で吹っ飛ばされるレベルの凶悪なのが、ある日を境に、自分のまわりに一面に敷き詰められてしまった感じ。たとえば好きだったアルフィーの歌なんかも、好きだったぶんだけ思い出だらけで(携帯の着信音とかも、アルフィーの、とびきり好きな歌を当ててたもんで、そんなの落ち着いて聴けるわけがない)、みんな地雷になっちまいました。だから、ともかく日々、緊張状態。コンサート行っても、人と会っても、本読んでも、テレビ見ても、電話とっても、メール受信しても、ともかく何をしても、びくびくもんで。新聞すら読めなくなりました。
でも、二年がかりで、だいぶ、地雷原から雷管を撤去した。大勢の友人や身内が手伝ってくれた。たとえば、アルフィーの歌に関しては、みんな雷管とれたと思う。もうびくびくせずにコンサートに行けるなと思って、春ツアーの参加計画を立てるのも、久しぶりに心底から楽しみに思えた。買い物とか映画とか旅行とか、そういうのみんな、去年の秋くらいから、やっと緊張せずに普通に出かけられるようになった。
地雷のもとになった爆薬は消えることなく残っているけれど、そして、決して消すつもりもなく一生一緒にいるのだけれど、雷管が消えればそれによって自分が吹っ飛ばされることはなくなる。そうなれば、悲しみの上ででも、生きていけるんじゃないかな(……あ、爆弾関係のたとえは深く考えないでイメージで書いてますんで、つっこまないでください。でも、リアルに、いつ吹っ飛ぶかわかんなかったところから「生還」したイメージが今は脳内にあるのです。年末のコンサートで歌聴きながら、なんか、ホントにかえってきた気がしたのでした、どっか別の世界から。そうじゃなくなってから判ったけど、なんかどっか別の世界だった)。
「小説書きたい」っていうより、「仕事したい」。そんな気持ちも強いです、今。仕事って社会との関わりですもんね。小説の仕事をがんばりたい!
ともかく、セーブしないで、ちゃんと、がんばって、生き直してみます。この二年間、いちばんの目標は、仕事よりも人付き合いよりも何よりも、「ともかく生き続けること」だったのですが、とりあえずそこは越えられたっぽいと、インドで仏様に手を合わせながら思ったりしました。
「がんばろうぜ」って、たかみーも言ってるしな(仏様は好きですが、私の信仰対象は誰かって言ったら、ホントのところはこっちだと思う・笑)。