THE ALFEE秋ツアー大阪ファイナル。
アンコールの曲を聴いてたら、もう心が動くのが怖くないのに気付いた。
ちょっとバランスが崩れたらぶっ壊れると警戒して、良い方にも悪い方にも心が動くことから逃げまくって、目をそらして、何かを凍結させたままで過ごしてきたけど、あれから三回目の大阪ファイナル、昔みたいにちゃんと心ごと向き合うことができるようになってた。
いちばん繊細な気持ちで向かい合ってしまうから心を背けるようにして聴いてた曲も、もう怖くなくて真っ正面から聴けた。泣けたし笑えた。あー私は生還したんだな、ちゃんと歌があって楽しいことがあって好きなものがあって、そのために泣いたり笑ったりを心のどこかを凍結させながらでなくて、ちゃんと精一杯の感情でもってうけとめて生きる、そういう世界に生還したんだなと思った。
生きたままで帰ってきた。
もしかしたらちょっと前から戻ってきてたのかもしれないけど、今日、確信持てた、私は元の世界に帰ってきた。
ちゃんと生きなおそう、きっと生きなおせるよと思って最後の曲に思いの丈をこめて精一杯の拍手を送ってたら、予想外にアンコールが三回目まであって、メンバーがまた出てきてくれて、それだけでも十分に特別だったのに、初披露の新曲をやってくれて、そのタイトルがよりによって「もう一度ここから始めよう」だった。なんかはめられたみたいな気持ちになった。歌詞も曲もめちめちゃ好きな路線で、とどめに高見沢ボーカルだった。
ファンになりたての頃みたいにALFEEが好きだなぁって改めて思って、帰りにグッズのペンダント、追加で買った、今日の記念に。
がんばろうぜって高見沢さんが言うなら、がんばる。伊達に二十年以上も高見沢信者やってない。もうずっとそうやって生きてきたんだし、そういう世界に私は帰ってきたんだし、信じる者は救われる。
ALFEEは毎年一緒にコンサートに行ってたから、思い出もいっぱいあってつらかった。アンコールの曲は結婚式で使った曲だった。今もその歌がちゃんと大好きだ。ちゃんと生きなおそう。
「がんばろうぜ」