何度も繰り返し書いているようなことなんですが、ちょっと自分の覚え書きとして。

「いつか、書きたい話」というのは、どうして、「今、書こうとしている話」とイコールではないのかなーと、自分に改めて問いかけています。

先日、編集者さんと話をしていたときに、「そのネタは書きたいけど、老後の楽しみにとっておこうかと思ってて」みたいなことが口から出まして。その後、帰宅して、改めて、なんで「老後」なんだろう、と。

今はいくつか執筆依頼をもらっていて、それらとは条件が合わないものは別口で書くしかなくて、時間的に今は無理だから、後日というのをちょっと大袈裟に言って老後。……って状況は確かにあるんですが、でも、もっと根本的なところで、なんだろう、「書くのが不安」とか、「書くまでの期間をもっともっと楽しみたい」とか、そういうこともあるのかなあ、と。

書きたいネタだけど、不完全燃焼で書くのはイヤ。となると、今じゃなくて、もうちょっと後なら、上手く書けるかも……というような。まあ、もっと根本的には「楽しみ」で書くのと「仕事」で書くのは違う、ってことはあるんですけど(仕事で書くのが楽しくないってことではないです、念のため)。

小説の執筆という舞台でも、「自由への長い道」(という歌がアルフィーさんにあるのですが)を歩いているんだなあと思います。あの歌の歌詞のように、「血を吐くほど好きだと」叫べるような小説が書きたいなあ。というか、そういう小説でなければ書きたくない。

最近、人生をシンプルに考えるように心がけてます。望むことはとても少ないのです。なんか、すっきりしてます。「いつか」は、なるべく、「今」と一致させていくように、したいです。

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