アルフィーさんの春ツアー、「Flowers」、大阪2Days、参加してきました。
以下、曲名ネタバレありますので、同類の方はご注意ください(おもに自分の感想&感傷中心ですけど)。
なんだか、懐かしかったです。2日連続で参加したのが久しぶりのことだったので(このブログで確認したところ、少なくとも去年は、一カ所につき一日ずつしか参加してないですね、春秋ともに)。
特に古い曲が多かったとは思わないのですが、要所要所の盛り上がり曲が「AD1999」や「Long Way To Freedom」だったからか、なんか、90年代のライブを思い出しました。楽しかった。なんだか、まだホントに何も持ってない、何も知らない学生で(厳密には院生ですが)、歌に出てくる「夢」や「希望」の言葉に、素直にがむしゃらだった頃を思い出しました。あの頃の自分に、20年後の未来を教えてあげたら、「勘弁して」と思いそうな気はしますが、まあ、それでも、精一杯やってきたしね。もしもあの頃に戻れたとしても、同じ道を選んだだろうと思います。
「希望の橋」が、むちゃくちゃ良い曲でした。歌詞の一つ一つがすべて泣ける。あまり特別な感じのない(というとアレですが、ドラマの主題歌だったので、たとえば上記の二曲などに比べると、一般向けという気がします)、王道の高見沢節説教ソングなんですが、その高見沢節説教ソングが好きな身には、どストレートに響く歌だなあ、と。「誰にも真似できない生き方で どこまでやれるのかがんばろう」というフレーズが好きで。なんだか、たかみーにしては、ちょっと寛容な感じがします(笑)。だいたい、このひとの歌は、命令系で「がんばれ!」「立ち向かえ!」「つかみとれ!」だよなあ。それも好きだけど。いや、むしろ、そっちがホントは好きだけど。
そういえば、高見沢さんは、去年の年末のコンサートでは、辛いときにはがんばらなくていい、という言い方をするひとが多いけど、おれはあえてがんばれっていうぞ、だって辛いときにはがんばるしかないんだよ、がんばったらなんとかなるかもしれないじゃないか、信じてがんばれ……みたいなことを喋ってくれてて、私はとても嬉しかった。こういう物言いをするひとだから、私はずっと、このひとが好きだったんだよなあ、と。
アンコールで始まったある曲が、あまりに懐かしすぎて、「わー、この曲すごく好きだったことがあるけど、タイトル思い出せない。乗り方は覚えてるんだけど」とわたわたして、結局、サビでタイトルが歌詞に出てくるまで思い出せませんでした。「American Dream」でした。聞いたの何年ぶりだろ。
自由への長い道、という言葉が胸にしみました。幸福なことに、私はこの年齢になるまで、人生はどっちかというと良いものだと思っていて、辛いもんなんだなーという考え方はあまりしていなかったのですが、ここにきて、人生ってのは結局「四苦八苦」(仏教でいうところの。生老病死等々)につきるんだなー、なんて考えたりしてまして、愛され有れば夢さえ有れば戦う勇気を持てるってわけでもないなとも思うんですが、でも、それでも、やっぱり、どこまでやれるのかがんばろうとは思うし、自由への長い道をたどる希望の橋はどこかにあると思うのです。