2月の新刊、著者の作業はすべて終わりました。
あとは、できあがりを待つだけです。
「左近・浪華の事件帳」シリーズの二冊目で、タイトルは「闇の射手」。今回は、珍しく、仮題から変わることなく正式タイトルになりました。たいてい、変わっちゃうんです。私、タイトルを考えるのがとても苦手なので。
左近さん外伝の一冊目は「楽人兄妹の出会いを書く」というのが裏(というか、表かも)テーマだったのですが、二冊目の裏テーマは「高麗屋コンビ」、一言でいえば、「若狭の話」です(もちろん主役は左近さんですけども)。やっと書けて嬉しい。
文政期の〈在天〉の話は、どれもみな、十年以上前から脳内にあったエピソードなので、活字になるなんて感慨深いです。ホント、書きたかった話なので。
……なんてことを考えていたら、左近さんがらみで、NHKの「スタジオパークからこんにちは」さんから電話がありまして。来週、栗山千明さんが出演されるので、「浪花の華」の映像を使うことを検討中なんですが、原作者として許可してもらえますか、とのこと。毎回、マメに許可申請をくださる律儀な「スタジオパーク」さん。もちろん、モンダイありませんとお返事しました。さてさて、ホントに使われるのでしょうか。楽しみです。