見本届きました!
書店に並ぶまでは、あと一週間(くらい)かな。

「天文御用十一屋 星ぐるい」
これまでタイトルとして書いてきた「天文御用十一屋」は、実はシリーズタイトルでして(本屋さんのサイトなどにはこちらで出ていたので、今までこちらを書いていました)、本タイトルは「星ぐるい」です。観星鏡(天体望遠鏡)の登場により、精密で近代的な天体観測が始まったばかりの時代を舞台に、夜空の星の美しさに取り憑かれた男たちと、彼らをとりまく者たちが事件に挑んでいく物語です。

主役は、天文御用十一屋で暮らす若き天才学者と、松平定信の命により十一屋の用心棒となった侍のコンビ。事件モノでもあり、蘭学者モノでもあり、もちろん天文モノでもあります。

幻冬舎文庫さんでは、今月から、「幻冬舎時代小説文庫」が創刊になり、背表紙のデザインなども、これまでとは違った色になってます。
表紙画は村田涼平さんが描いてくださいました。双葉文庫の「洪庵シリーズ」に続いてのご縁です。十一屋の揆星場(天体観測の物見台)で星を眺める主役コンビの上に、広がる夜空。美しいです。ありがとうございます!

今年に入ってから、「あかね」に続いての新シリーズを出すことができました。どちらも去年の春ごろから準備をすすめていたもの。無事に本になったんだなあと感慨深いです……。

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