しつこくロケレポです。


これ、非常に判りづらいのですが。
中央の柱の影に見えるのが、弓月さんの舞楽装束姿です……ほとんど見えませんが(>_<)
左近&章のシーンを撮影中、お暇だったのか、夜の舞台上にたたずんで水面を眺めておられた弓月さん。素晴らしく素敵な絵だったのでがんばって写真撮ったのですが、さすがに暗くて……(T_T)

今回のロケで、〈在天〉の男二人、若狭と弓月を初めてナマで拝見しまして。
いやー……お二人揃ったら大坂町奉行所くらい笑って蹴散らせそうな迫力がありました(実はもう一方、役名はないのですが〈在天〉幹部として、「おおっ」という方も出ておられます。放映時お楽しみに^^)。

若狭@池内博之さんは、坊主頭に着流しがとてもお似合い。睨まれたらすくんでしまいそうな迫力です。左近と並んで立つ姿に惚れ惚れしました。ホンマにお似合いの(?)美男美女なんで、章くん相当がんばらないと。この若狭はかなり手強そうです(笑)。

ロケの日は若狭に少し特殊なシーンがありまして。ご挨拶したとき、池内さん、そのシーンについて「イヤホンで聴いて練習してるんです」と。待ち時間にずっと何か聴いておられるので、てっきり音楽だと思っていたら、演技の準備をされていたのでした。……結局、時間がおしてしまい、そのシーンの撮影は延期になったのが残念。ナマで見たいシーンでしたのに……おとなしく放映を待つことにします。

弓月@宮内敦士さん。弓月というキャラクターは、実は洪庵シリーズよりも、ただいま絶版中のデビュー作「浪華の翔風」のほうに出番の多い男です。デビュー作というのはやはり作家にとって思い入れの強いものでして、そのせいで弓月さん、ドラマにおいても、出番の割に作者の思い入れが大きいです。ホントに大きいです

舞楽装束も狩衣も披露された弓月@宮内さんですが、そのどちらでもない、まさに「弓月王」仕様の衣装がありまして。その衣装で庭園の暗闇のなかから歩いてくる姿を拝見したとき………なんか、ホンモノの弓月を見たような気がして、一瞬、現実と虚構の境界が揺らぎました。冷静に考えたら笑ってしまうような話なんですが(だって弓月は私が創造した存在なんですから、ホンモノも何もないわけで)、でも、それでも、幸せな、忘れられない、瞬間でした。