ドラマ「浪花の華」の登場人物は、大きく二つに分かれます。
主人公緒方章サイドの人びとと、ヒロイン左近のまわりの人びと。
江戸時代の最先端の科学である蘭学を学ぶ者たちと、古代以来千年続く伝統と由緒を守ってきた芸能の民。
まったく別の世界に住んでいる二人が出会ったときに、物語は始まります。
章サイドの人びとが住んでいる蘭学塾「思々斎塾」は前回、写真を載せましたので、今度はヒロイン側。
刀を腰に颯爽と町を闊歩する男装の麗人・左近は、表裏いろんな顔を持つ謎の美女なのですが、拠点にして入り浸っているのは古いお寺の門前にある謎めいた饅頭屋「高麗屋」。
その饅頭屋が、こちら。
……といっても、今はまだ別の店。これからちょっと手が加わって「高麗屋」になるそうです。楽しみ楽しみ。
高麗屋も、思々斎塾と同様、映画村のオープンセットのなかにありまして、いつでも見られます。思々斎塾に比べると、ちょっと判りづらい場所かも。映画村には江戸時代のお店がそれはもうたくさん並んでいますので(「高麗屋」の看板が常時出ているのかも判らないですし・汗)。
主人公の章くんもこの店に左近に会いにやってきて、店番をしている左近の仲間・若狭に煙たがられてしまうわけです(^^;)。
高麗屋がらみの人びとは、みな武芸百般お手の物。剣術はもちろん、手裏剣や短銃まで使いこなす物騒な一族なので、ドラマでも、左近や若狭のアクションシーンがたくさんあるはず。あるといいなあ。
ドラマ原作本の『禁書売り』『北前船始末』、ともに、出版されたのは何年も前ですし、今はちょっと手に入りにくい状態かなと思うんですが、ドラマが始まる頃までには本屋さんでも目につきやすいところに並ぶようになる予定ですので、少々お待ち下さいませ。
あと、ですね。
撮影見学をしてきた割に、キャストさんや内容そのものへの感想が書けていないのは……思うところが多すぎて、なかなか文章にできないからです。
少しずつでも書けたらと思うんですが、これが難しい。
でも、とりあえず今、原作者として一言書くとしたら……「原作を好きでいてくださった方、ドラマ絶対見てください」かな。それにつきます。
(思うところが多い、って、悪い方向じゃないのです。大満足だったり、ますます期待したり、そういう方向です。それでもなかなか、言葉になりません……)。