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改めまして、新刊の紹介です。
「緒崎さん家の妖怪事件簿」、小学館ジュニア文庫より発売です。
週末の25日くらいにはおそらく、店頭に並ぶと思われます。
どうぞ、よろしくお願いいたします!
 
「妖怪が住んでいたという竹取屋敷の取り壊し日に立ち会うことになった緒崎若菜。でも、そこに現れたのは、イケメンの酒呑童子と、もふもふ妖怪の鵺(ぬえ)!? なんと、伝説の大妖怪がよみがえっちゃった! さらには、あの浦島太郎やヤマタノオロチまで現れて、若菜は竹取屋敷で一緒に住むことに! 妖怪と言っても見た目はイケメンな男の子だから、キンチョー&ドキドキなうえ、町ではアイドルがおじいちゃんになったり、大雨が続いたりで!? 緒崎さん家は、今日も妖怪が起こす事件で大変です!」……裏表紙の内容紹介より。
 
イケメン妖怪二人と中学生の少女のドキドキ同居生活に、昔話の登場人物がてんこもりでくわわってくる、にぎやかワクワクな物語です。
 
キツネ耳つき男子の鵺くんは、四つ足のもふもふケモノバージョンに変化して、若菜を乗せて空を飛び回ります。……実は「もふもふの妖怪に乗って空を飛ぶ!」というのが書き始めたときの、いちばんのテーマ。子供の頃に何に憧れたかなあ、と思い出してみれば、かっこいいケモノに乗って地を駆け空を飛ぶ、というのが夢だったなあ、と。ナルニア物語のアスランとか、バビル二世のロデムとか。若菜と鵺が空を飛ぶシーンは、イラストもつけていただいて、それがまた可愛いのです。
 
対象年齢は、小学校高学年前後くらい。
でも、大人の方にも読んでいただけたら嬉しいです。妖怪伝説やおとぎ話のアレンジ具合なんかを、楽しんでいただけたらと。
よろしくお願いいたします!!

そもそも、なんでジュニア向けを書くことになったのか。
 
とある日のこと、以前に時代小説家としてのお仕事を一緒にしたことがある、ある方から連絡がありまして。子供向けの小説に興味はありますか、と。その方とは、とても楽しくお仕事させていただいて、いろんな話もしましたから、「もともとはライトノベル作家になりたかったんですよねー」なんてことも、話していました。それを覚えててくださったのかな、と思って(ライトノベルとジュニア向けはジャンルが違いますが、時代小説に比べて若い層向け、という点では共通しているので)、もちろん、返事はイエス。その方のご紹介で、小学館の担当さんに、お会いすることになりました。そのときはまだ、「こども向けの歴史ものかな。ジュニア向け伝記とか」なんて思っていました。
 
お会いしてみたら、そういう依頼ではなく、「おもしろければ何でもいいんで」とのこと。「だったら、宇宙人が出てきても、魔法少女が出てきても、超能力者が出てきても、オッケーですか?」「オッケーです」なんてやりとりをして、すごくワクワクしたのを覚えております。だって、そこまで「なんでもアリ」の依頼をもらえること、当たり前ですが、これまでになかったので、すごく新鮮で。時代物はもちろん大好きですが、ファンタジーやSF系の、空想の世界で描く物語は、子供の頃の物語好きの原点ですから。……ちょうど、創作に対する気持ちに風穴開けたい時期でもありましたし、時代小説を書き続ける上でも、刺激になると思いました。
 
それから、時間をかけてアレコレ考えて、少しずつ打ち合わせを重ねて……たどりついたのが、妖怪モノ。コレも、ですね。実は、時代小説でも、妖怪モノはどうですか、と声をかけていただいたことはあるんです。でも、そのときはお断りしました。なんでかというと、怖いモノが苦手だからです。大人向けで妖怪モノとなると、どうしても、怖くなる。私には無理です。でも、今回は子供向け。かっこいい妖怪や可愛い妖怪の話なら、楽しく書けそう。百物語とか怪談とか、字面を見ただけで逃げたくなる質ですが、「犬夜叉」なら好きなので。
 
というわけで、妖怪について、アレコレ調べました。今回の作品、メインの妖怪が「酒呑童子」と「鵺」なんですが、退治されたのはいつなのか、どの史料に乗っているのか。かぐや姫や浦島太郎もでてきますが、できる限り年代比定して、どっちが年上とか、はっきりさせたい。伝奇モノ好きとしては、年表にキャラのっけて、接触可能な年代をつきとめて、接点を妄想する……というのが何より楽しいもので、妖怪モノでも、そこははずせません。鵺と酒呑童子が会ったことがあるとしたら、この辺りだな!とかそういうの、ワクワクと調べました。……結局は歴史を調べるのが好きなんだなあと再認識もしました。史料を読むのは、やっぱり楽しい!
 
……というふうに、歴史風味、伝奇風味は忘れておりませんので、築山のこれまでの作品を楽しんでくださっていた方にも、読んでいただければ、嬉しく思います。ぜひ、お手にとってくださいませ!

新刊が、出ます。
もうすぐ出ます。
来週くらいには、本屋に並びます。
wakana
もう少し早めに、お知らせしようと思っていたのですが、今回は少し、いつもと事情が違うというか、説明しないと驚かれそうというか、どうしようかなと思っているうちに、もう実物が届いてしまったという。見た瞬間、可愛い!とはしゃいでしまうできあがりです!
 
ええと。写真を見ていただければおわかりのように。
時代小説じゃ、ないんです。
なんと。ジュニア向け、かつ、現代モノ。
 
ジュニア向け小説を書きませんか、と声をかけていただいたのは、実は、それなりに前のことになりまして、当初は驚いたり、迷ったり、アレコレあったんですが、時間が過ぎるなかで、自分のなかではその部分が薄れてきていて、なじんだ仕事のような気がしていました(時代小説をやめたわけじゃないです。いま準備しているのは時代小説です!……歩みが遅くてすみません、がんばってます……すみません……)。
 
こうやって、本が届いてみると、なんか自分の本とは思えないくらい可愛い感じなので、改めて「驚いて」います。なかにも可愛いイラスト、たくさん入っています。描いてくださったのは、かすみのさんです。ホントに可愛い!
あ、初の一人称小説です。新井素子直撃世代としては、一度やりたかった「あたし」語りです!書いててテンションあがって楽しかった!一人称だけじゃなくて、自分の小説に「スマホ」とか「イケメン」とかいう言葉を書けるときが来るとは……!
 
詳細は、後ほど書きますが。
「緒崎さん家の妖怪事件簿」、小学館ジュニア文庫より、発売です(まだ本屋には置いてないと思います。もう少しだけ、お待ちください)。

先月のことになりますが。
福岡日帰り旅行にいってきました。
目的は福岡市立博物館。期間限定公開の、国宝「へし切長谷部」です。
一振りの刀のためだけに福岡日帰りは、さすがに悩んだのですが、でも、今しかないと。来年でも「へし切長谷部」はたぶん見られるけど、でも、見たい見たいと思う気持ちが募っているタイミングで見られるのは、きっと今だけ。その感動を逃したくなくて、行ってきました(ちなみに、一緒に公開されている槍の「日本号」も有名ですが、去年の秋に見たことあるんです。なので、今回のメインは長谷部のほうでした)。
 
今の私が「へし切長谷部」に思い入れているのは、もちろん、ゲーム「刀剣乱舞」の影響で。ということは、私のイメージする「へし切り長谷部」は、ゲームに出てくる「主命とあらばなんでもこなす」、あの長谷部に影響されています。
 
で、実物の、ゲームキャラじゃない、刀の「へし切長谷部」なんですが。刃文が皆焼(ひたつら)なんですね。刃のほうだけじゃなくて、鎬のあたりにも「焼き」が入っている、ちょっと変わった刃文。そのことを私は、ゲームを始めたあとに知ったわけなんですが、なんか、びっくりしました。キャラクターの長谷部からイメージする刀は、皆焼じゃなかった。そういう、派手で華やかでイレギュラーな感じのする刃文じゃなかったんです、私のなかでは。じゃ、どんな刃文だったら「あー長谷部ぽい」と思ったかっていうと、よくわからないんですが、少なくとも皆焼じゃなかった。
 
なので、その知識を得たときから、「皆焼のへし切長谷部って、どんな感じだろう」と、気になって気になって。なんだか妙な方向に気になりすぎて、「次の公開は必ず見に行く」と決めてからは、あえて写真は見ないようにしていました。まあ有名な刀だから、あちこちで目に入ってはしまうんですが、でも、初めてじっくりと見るのは実物でありたかった。
 
綺麗でした、実物の、皆焼のへし切長谷部。大鋒で、存在が派手というか、主張激しそうというか。平日に行ったので、ゆっくり見られまして。列は短いので、何度も並び直して、何度も見ました。
撮影OKの展示だったので、下手なりに、写真にも残してきました。
「へし切長谷部」と「日本号」。黒田家の宝物です。
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……なんか、もうね、刀匠長谷部国重を知っている方には笑われそうなことを書いてますが(皆焼の名手なんですよねえ、この方が。だから、ホント、笑われそうな話なんですよ、コレ)、でも、そういうふうに刀を見るのも、また楽しいです。実は年明け、熱田神宮にも行って、次郎太刀さんも見てきたんですが(こちらも、太郎太刀さんは去年見たことがあったんですけども)、あーゲームキャラの次郎さんがあんな感じなのも判るなあ、という派手な刃文でした。
 
今年は春に足利行きますしね。一振りの刀のために。もうね。今からドキドキしてます。百振り以上いる仮想現実のうちの刀のなかで(一つの刀を複数抱えてますんで、この数になります。溶かせないんだ、レア刀…)、最初の子の実物が見られるなんて。同じ頃に、というか、今もですが、東京では明石国行がまた展示されているので、しつこく、また見に行きたいとも思っています。他の刀展もあれこれあるし。そういえば、春に福井でやるのも気になってます。福井に、行くんです、たぶん。懐かしいなあ。やっとね。また、福井に行こうかなという、気持ちになっています。刀だけ見に行くわけじゃないですけど。また、おいおいと、仕事のことも、お知らせしますね! 

週末、梅田で観劇してきました。
「大阪城パラディオン」。大坂の陣を題材にした、歴史歌劇です。
正確には「太鼓歌劇」というちょっと耳慣れないモノでして。OSKや宝塚のスターOGの方々と、打打打団天鼓という和太鼓パフォーマンスの方々の共演で、演劇部分は基本的に宝塚やOSKと同じく、女性が男性を演じるミュージカル(一名のみ男性)、戦闘シーンは迫力ある太鼓パフォーマンス……という感じ。初演は昨年で、今回は再演。
以前に、縁あって初演時のDVDをいただき、真田幸村役の桜花昇ぼるさんと、後藤又兵衛役の鳴海じゅんさんのカッコよさに惚れ込みまして。今回、再び縁あって、再演の千秋楽にお招きいただきました!
いや〜〜DVDの何倍も何倍もカッコよかったです!
桜花さんも、鳴海さんも、舞台に登場するだけで華やかで! 歌劇スターのオーラってすごい!とぞくぞくしました。
それにまた、双方の「競演」ってところが、またすごい。
実は、DVD版で見たとき、それに驚いたんです。宝塚もOSKも、それぞれの舞台では何度か見たことがありますが、この「パラディオン」では、双方のスターさんが出ているので、なんかこう……オーラのぶつかり合いというようなものが、それぞれの舞台のときとは、また違う気がしまして、そこがカッコいいいいっ、と。
 
基本は大坂の陣ですから、大坂方の武将はみな死んでいきます。わかってるんですけど、やっぱりかなしい。それだけに、最後、みなが揃って、生き延びた塙団右衛門を迎えるシーンは泣けました。大坂の陣の戦いのなかに、鬼や妖狐の妖怪伝説をからめたストーリーも面白く。戦闘シーンを太鼓で表すのも新鮮で。
 
梅田からの帰りの新快速のなかでも、シーンを反芻してニヤニヤしたりため息ついたりするおかしな人になってたんじゃないかと思います。すばらしかった……余韻にひたっております。
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パンフレットと、桜花さんの真田幸村写真集。ふふふ。サイン入りです〜! 


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