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先日、人生初の手術を終え、無事に退院しました。
今は、手術の傷を治すことを第一に、自宅療養中です。
 
入院というもの自体、物心ついて以来、初めてのことでしたから、いろいろと緊張いたしました。何をどう準備していいのかも、まったくわからず。
病室はスマホ駄目らしい、とここに書いたすぐ後、主治医の先生に「ですよね?」と確かめたら、「え、みんな使ってますよ。Wi−Fiついてるし」と言われたりもしました(病院のHPに駄目って書いてあったんですよ。更新してくださいよー)。実際、手術直後、まだ体のあちこちに管がつながっていて身動きもできない状態で、看護師さんが「スマホ見たいでしょ、最近はみんなそうですよね」と、何より先にスマホを手元に持って来てくれたりして、そんなもんなのかとびっくり。
 
手術室に入るのも初めてで、「ドラマで見るのと同じですね−」「でしょう? 山ピーはいないけど」との会話を最後に麻酔が効いて意識が途切れ、「そっか、山ピーか。手術室には唐沢寿明がいるような気がしてたけど、古いのか」と思ったのは、終わって目覚めた後のこと。麻酔が切れた後、なぜか目と頭がさえまくって、睡眠剤もらってもまったく眠れず、一睡もできないまま、「まだ寝られませんか」「そうですね。起きてますね」という会話を、一時間おきに様子を見に来てくれる看護師さんと交わしながら、寝返りさえできずに自分の心電図を眺めて一夜を過ごしたのが、いちばんきつかったです。
 
全身麻酔の手術を甘く見過ぎていたのか、退院後、体力が予想以上に低下していて、それでも何とか早く回復したくて無理して歩き回ってバテてしまったり、夜中に傷が痛くて目が覚め、急に不安になってめそめそしたり、いろんなことを経験しながら、基本的には、前を向いて、それなりに元気にやっています。
 
今日は久しぶりに電車に乗って出かけました。
あちこちで桜も咲き始めていました。
 
退院後の楽しみにしていた「刀剣乱舞ミュージカル・三百年の子守唄」のライブビューイングは、上映後の帰宅がかなり遅くなりそうなこともあって、体力を考えると結局、諦めるしかなかったのですが、自宅で配信で楽しみました。行きたかった。でも、自室ででもリアルタイムで楽しめてよかった。今もディレイ配信見てます。
 
春はあちこちで刀の展示もあるし。
見に行けるよう、体力をつけます。
 
でも、もし今回、見に行けなくても、何十年先でも刀は変わらずそこにある。
そんなことを、病室のベッドで展示スケジュールをにらみながら、考えていました。
 
そして、もちろん、仕事のことをあれこれと。
 
小説を、書きます!
そのために、がんばります。
 
あ、そういえば、「浪花の華 緒方洪庵事件帳」の再放送は、4月16日から、時代劇専門チャンネルです。
よろしくお願いいたします!
 
 

このブログは、職業的にちゃんと書こうとそれなりには心がけておりまして、あまり感情のままに書いたりしないように、一応は考えてます。
 
でも、たまに、そういうのふっとばしても書きたい気持ちになることがあって、今までも何度もあるんですが、今日もそれで、前段階として、昨夜の私はわりとダメで、泣き言や弱音をとにかく口にしたくて、深夜に宛先のないメールに、今の私なんかあかんわみたいなことを書き連ねていたりしました。
 
今日も、一日の始まりはそれほどテンションがあがっておらず。ずっと前から楽しみにしてた日なのになという微妙な気持ちでいたんですが。友達と会って、あれこれ話も聞いてもらいつつ劇場に近づいて、売り場に並んでグッズ手に入れて、客席に入って舞台が始まって、少しずつ舞台に引き込まれていって、それで、ばーんとなじみの主題歌のイントロがかかった瞬間に、なんか涙が出てきて、あー来てよかった、なんか、こんな良い時間過ごせるんだから、まだまだがんばらなきゃ、てか、まだまだがんばれるな私、と思いました。
 
年明けからあんまり良いことがなくて、というか、具体的に悪いことがあって、「落ち込むほどじゃないよ」「大丈夫だよ」とまわりがみんな言ってくれる程度の悪さでしかないんですか、それでも悪いことは悪いことで、落ち込むほどじゃないのかなと思っても気持ちは落ちていくし、仕事時間は実際とられるし、そういうときに限って他にしんどいことも起きるしで、なんだかもうアカンわ、という気分だったんですが。
 
それでも、あーまだまだがんばれる、大丈夫、という気持ちになりながら、あの主題歌を聞いてました。
 
なんだろう、なんか、そうだ戦える、と思ったのでした。
 
まだ舞台始まったばかりの、序盤のシーンなんですけどね。感動するのはそこから後なんですけど。でも、エネルギーに満ちたものを目の当たりにする、それだけで気持ちが回復していくことってあるんだなと。きらきらした、輝いているものの塊を投げてもらったみたいな。もちろん、舞台の本筋ももうすばらしくて。初演のほうも、一時期、原稿書きのBGMにずーっとDVD流してたくらい好きなんですが、再演もさらに好きになりました。
 
二部のショーではすぐ横を通ったにっかり青江さんに手も振れたし、もうホントに元気出た。めっちゃ元気出た。
 
病室ってスマホはダメだから、CDプレーヤー持ってって、前のみほとせのアルバム聴いてすごそうかな。へこまずにいられる気がします。ええと、現時点で劇場に行ける体調で、来月のこの舞台のライブビューの頃にもケリつけて映画館に行けるはずなので、その辺がつまり「落ち込むほどじゃない」程度ってことなんですが、でも、ほら、やっぱり、病院に滞在が決まる状態になっちゃってることにへこむことはへこむわけで。
 
でも、なんかこう、いける気がします。
笑顔がいちばん!
 
あ、そういえば、同行の友達は、「ブラインド商品のなかで、同行者が欲しいものを引き当てる」能力に非常に長けたひとなんですが(過去に一番くじ系のトップ賞を何度も当ててもらった)、今回も、12月に引き続き、にっかり青江の一筆箋を一発で当てるという技を見せてくれました。すごい。
 
今日の舞台、ずっと忘れないだろうと思います。「刀剣乱舞ミュージカル 三百年の子守唄」。大好きです。妖艶色男な荒木さんめちゃくちゃかっこいい。いや、でも、かっこいいのはそりゃ大事だけど、それだけじゃもちろんなくて、なんていうか、ほんとに元気になれた。生き抜いている大脇差の彼を見て。すごいな。すごい力だな。私もがんばろう。
 
 

寒中お見舞い申し上げます。
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もう立春が目の前です。
一ヶ月はあっというまですね。
 
新刊「影の泣く声 左近・浪華の事件帳」発売中です!
おかげさまで、ご好評いただいております。
ありがとうございます。
 
舞台「蘭 緒方洪庵・浪華の事件帳」再演も、少しずつ情報が出始めているようで。
 
初演とは、また違った舞台になりそうですが、何がどう変わるのかは実は私もまだ何も知りません。どきどきしてます。一部の劇場では、ライブが付くバージョンになるそうで、そちらも楽しみ。「蘭」がらみの新曲、あったりしないかなー。
 
ところで。
少し前の話ですが、話題の映画「ボヘミアン・ラプソディ」を見てきました。
泣きました。
クィーンというバンドについては、自然に耳に入るレベルで知っているくらいで決して詳しくはないのですが、アルフィーさんがコンサートでよくカバーするので、そちらでの馴染みがあります。
年末に会ったアルフィー友達も言っていたのですが、ともかくロックバンドとコンサートというものに強い強い思い入れがある人生を生きているため、あの映画には、そういう方向からもこみ上げるものがありまして。スタジアムのコンサートでの拳の波とか、いっせいに歌い出す観客とか、そういうのがもう、自分の骨身にしみこんでいるので。ああああこれだよコンサートだよロックだよーーー!と。
またコンサートに行きたくなる映画でした。
 
いろいろありますが、愛と体力が途切れることがないように日常を過ごしたいと思っています。とりあえず、体力作りです。愛はわりといつもそこここに。
 
 

大阪城ホールでペンライト振ってきました。
「刀剣乱舞ミュージカル・真剣乱舞祭2018」。ゲーム「刀剣乱舞」をミュージカル化した作品群のなかの、歌と踊り部分を集めてコンサートに構成した、お祭りみたいなミュージカルショー。大勢の「刀剣男士」がきらびやかに登場します。五月に四天王寺前の饅頭屋さんだった荒木宏文さんも、脇差「にっかり青江」役でご出演。
 
ちょっとだけネタバレあるので、以下、これから観に行く方はお気を付けください!
 
やー、楽しかった!
お祭りでした!
 
オープニングに巴形薙刀さんが出てきて一人で舞うのですが。舞楽の振鉾を思い出しました。舞台を清め邪を払うため、舞楽の最初に行われる儀式的な舞です。字の通り、使うのは鉾ですが、なんとなく、薙刀の所作と似ているところもあって、イメージとして、ああこれから舞と楽が始まるんだなと気持ちの高まるシーンでした。
 
広い城ホールをいっぱいに使って18人の刀剣男士が舞い踊っていて、あっちもこっちも見たいしスクリーンでアップの表情も見たいし、忙しくて楽しくて、あっというまの二時間半。
 
にっかり青江は、不思議な笑みをにっかりと浮かべた底の見えないイメージのキャラなんですが、荒木さんがずーっと、その不思議なにっかりとした表情のままで歌って踊っているのがホントにすごいなと。ゲームの、2次元のにっかり青江は歌いも踊りもしないんですが、青江が歌って踊るとこうなるんだろうなというのをカタチにしていく舞台。原作をよく知っている作品の2.5次元舞台は、また格別の魅力がありました。
 
今年は一年、いろいろあったけど、しめくくりに、〈在天〉の新作刊行の作業ぜんぶ終えたタイミングで、こんな素敵なお祭見られて幸せでした。ホント、ちょうどやること終わったところで、出版社さんから告知も無事に出て(改めてここにも書きますが、「左近」シリーズの新刊「影の泣く声」1月10日発売です!もちろん若狭も出てます!)、〈在天〉とともに過ごした一年が一区切りだなあと思ったところだっただけに、はしゃぐ一方で、なんだかしみじみもしながら見てました。「蘭」の若狭をやるのがにっかり青江役のひとだと知ったときホントにおどろいて、「今度の若狭が妖艶色男系!」って友人にメールしたこととか、実際に「蘭」の本番を見たあと、「妖艶色男は荒木宏文さんの属性ではなくてにっかり青江の属性だったみたいで妖艶とは違う方向の色男だった」とか訂正メールもしたこととか、なんかもう、そういうのも、何もかもみな懐かしいな!
 
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コンサートグッズ。ペンライトとタオル。ブラインド方式での販売だった「付箋シール」は、同行の友達が一発で青江を当ててくれました!
 
うちの本丸の、ゲームのなかのにっかり青江は、主戦力として里を駆け抜けた後、年末の連隊戦に控えてます!
 
 

刀を見に行っています。京博に。今の特別展示「京のかたな」を。
比較的、近いところに住んでいるので(三島の佐野美術館は泊まりがけで通いましたから、それに比べれば!)、時間の隙間を見つけて出かけます。前期は3回行って、後期も今のところ3回。あと1回ぶんはチケットがあるので必ず行きます。それが最後かと思うと寂しい。
 
刀を真面目に鑑賞しはじめたころ、好きだったのは備前刀で、佐野美に通うようになったきっかけも、「映りがちゃんと見られるようになりたい!」でした。それから、今年の冬、門司港に大倶利伽羅を観に行って、博多でへし切り長谷部も見て、続きで佐野美の上杉展も見て、そのあたりで、相州伝いいな!と。
 
今、京博でたっぷり眺めて、来派いいなああと、思っております。もともと明石国行という太刀が大好きで、代々木時代の刀剣博物館にも三回くらい見に行ったし福山にも行ったしで、明石が出てきたら会期中に一回は行く!と思ってるんですが、今回、京博でたっぷりたっぷり眺めて、やっぱり好きだなと。今回の展示では、来派の名刀がたくさん出ていて、どれも美しかった。
 
金沢に観に行き損ねてずっと悔やんでた前田藤四郎も見られたし。足利で山姥切国広を見たあとで改めて見ると、本作長義(以下略)が「写しとあんまり似てない!」と驚きました。あと、桑名江が好きです。今回の展示でピンポイントのお気に入りといえば、これかも。
 
去年一年間、佐野美で刀を勉強して、何が身についたかっていうと、人に言えるほどのものは何もないんですが。でも、一つだけ。たくさんの刀と、たくさんのそれを見るひとのなかにいて、雑音と雑念が入ってきても、目の前の刀を見て「私はこれのここが好きだな」と素直に感じられてぶれないようになった、ということ。たぶん、佐野美に行く前の私は、刀を前にして、横から誰かが語る言葉が耳に入ると「そうは思えないけどそう思うのが正解なのかな。そう思えないとダメなのかな」と思ってしまっていて、それがとても自分で嫌だったのです。自分の好みが出るほどに刀を見なれていないので、自信がなくて。
 
そして、ああこれはきっと、一度、自分で納得するところまで勉強しないと、消えないんだろうなと。
 
今は、刀を見て、それを語る言葉を専門家のように正確には紡げなくても、これのここが私は好き、ここがカッコいいと思う、この刃文が好み、この形が好み等々、肩の力を抜いて思うことができるので、展示を見るのがとても楽しいのです。
 
……これ、夏に書いた、舞台の話と根っこは同じですね。慣れないジャンルに入ってわからないことだらけで自信がなくて語れなくて、そういう状態が自分ですごくもやもやする。だけど好きだから、なんとか語れるようになりたい。自分なりにできることをやってみる。何か成果があったわけじゃないんだけど、自分なりにがんばったなと思ったあるとき、吹っ切れる。で、語り出す。なんだよ好きなんだからいいじゃないかーつって。
 
まあ、だいたい、いつもそんなふうに生きています。
 
あ、ゲームの「刀剣乱舞」は引き続きやってまして、上記の長義さんを手に入れて愛でています。あーなんか心が疲れたなー、というときに、刀の図録を読みながらポチポチと刀のレベル上げしてるとほっとします。ちょっと最近、ドラマチックなものを摂取するのに疲れてしまって、刀(実物)のように、向こうからは積極的に語りかけてこなくてひたすらこちらからのぞき込むものとか、淡々と戦ってるとレベルがあがって刀(ゲーム内の)が強くなっててちょっとうれしいゲームとか、そういうのがやすらぎます。
 
疲れていた理由は割とはっきりしていて、デビュー作シリーズの新作を、まさか今になって書くとは思っていなかったエピソードを、20年前に作ったときには裏設定でしかなかったものを、6年前に心身の不調でもう限界だと思って伏線張ったところで断腸の思いでやめた話を、書いたからです。めちゃくちゃ楽しかったけどめちゃくちゃ疲れました。本のカタチになるまでに、あと少し、お待ちいただければと思います。今回も表紙が楽しみです。
 
疲れたとか、そういうことをこうして書けるようになったのは、回復した証でして、今は再び新しい世界に戻って書いています。楽しいです。
 
 


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