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春の薬師寺に、刀剣展を見に行ってきました。
村正ほか有名刀工の刀が多数展示されている「噂の刀展」と、会期中の2日間のみ限定公開の名刀たち。特に、その限定公開の刀のうち、伊達家伝来の「大倶利伽羅広光」が、どうしても見たくて。長時間並ぶのは覚悟の上で行ってきました。
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奥の左手が、限定展示のあった建物「慈恩殿」。手前の看板近くまで、常に行列が待機していました(写真をとったのは、展示終了後の夕方なので人がいません)。10時過ぎに並び始めて、見終えて出てきたのが12時半くらい。待ち時間は長いのですが、その行列に向け、薬師寺のお坊様が楽しく説法してくださるので、退屈しません。薬師寺について、いろいろ勉強させていただきました。
 
室内では、ガラスケースの前を蛇行するカタチで行列が作られていたので、二列目、三列目あたりからも、前列のひとの頭越しに見ることができ、予想していたよりもじっくりと眺められました。
 
大倶利伽羅うつくしかった。表現が稚拙でお恥ずかしいですが、強そうとか斬れそうとか、そういうのよりも、うつくしいと思う刀でした。倶利伽羅龍の彫り物はもちろん見事なのですが、刃のなかに、刃文の妙でもう一匹、龍がいるように見え、その「龍」がわかりやすいように、拡大鏡つきの展示。不思議な文様でした。
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境内の桜が満開。
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帰り道で買ったお土産。ずんだ大福。
……や、伊達家といえばずんだでしょ、という発想で。

福井に行ってまいりました。五年ぶりに。
福井ふるさと文学館の、「文学カフェ」という定例イベントで、講師をさせていただきました。
「講演会」よりも少しアットホームに、コーヒーを飲みながら話を聞いたり、講師によっては創作教室をしたり……というイベントでして、私は、「小説を書く楽しみ」というタイトルで、子供の頃からの読書歴や創作歴のほか、時代小説家が初めてジュニア向けを書くにあたって経験したアレコレなど、お話しさせていただきました。
 
70分ほど喋ったあとの質疑応答では、幅広い年齢層の方が、いろんな視点から質問してくださって、盛り上がりました。
とても楽しいひとときでした。
福井のみなさま、本当にありがとうございました!
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福井と言えば恐竜!
 
 
で。
ここからは、とても個人的な話なのですが。
福井の地に足を踏み入れたのは、五年前、住んでいた家を引き払って京都に戻って以来、初めてのこと。実は、その間、講演のお仕事など声をかけていただいたことはあったのですが、「心穏やかに福井の町を訪ねられる自信がないので」という理由でお断りしていました。
 
今回のお話も初めはお断りするつもりだったんですけど、担当者さんとお話ししているうちに「これは、そろそろ福井に戻ってみろってことかも」と、なんとなく「巡り合わせ」を感じたりしまして、思い切ってお引き受けしました。
 
それでも、当日まで「実際に福井が近づいて来たら、どうしようもなく動揺してしまうんじゃないか」と少し不安ではあったのです。五年ぶりに乗るサンダーバードの車窓から、サンドーム福井が見え、ハーモニーホールふくいが見えると緊張もしてきました。
 
でも、福井駅に降り立ったあたりから、なんだかわくわくしてきまして。「え、なんかベンチに恐竜いるんだけど。とりあえず写真とっとこ。……えええ何コレ駅前すごく変わってる。恐竜が何体もいる。うごいてる! 壁画もすごい! え、生活倉庫の跡地にすごいビルが。なんだあの球体。あ、だるま屋西武なつかしい! あれ、アニメイトの場所変わった? おおお桜橋だ、離世の看板なつかしい! 文学館なつかしい! ここの企画で講演させてもらったの、もうだいぶ前だ……」というテンションで、まず講演前に橘曙覧記念文学館に行き、タイミングよくやっていた坂崎幸之助ガラスコレクション展を見て、以前にお世話になった学芸員さんとも楽しくお話しさせていただき。
 
ふるさと文学館へ向かう途中も、「昔ベルに買い物に行くとき通った道だ。この先にあったラーメン屋、何回も店変わってたけど今はどうなんだろ。あ、ヘンなカタチの引っ越しのサカイがまだヘンなカタチだ。南郵便局なつかしい。このへん日々の散歩コースだったよな……あ、ここの定食好きだった。裏の鯛焼き屋がまだある!散歩帰りによく買って帰ったよ! 交差点の蕎麦屋! メガネスーパー! ここで作った眼鏡まだ使ってる。わ、スポーツジムが出来てる。ドラッグストアなつかしい。ベルベール!よく行ったよ、私の応接間がわりとか言ってたくらいだよ!……ああ図書館だ。相変わらず田んぼのなかだ!」とテンションが変わらず。
 
そのままふるさと文学館(図書館や文書館と同じ建物なのです)にうかがいましたら、懐かしい方々にもお会いできて、「あー来てよかった!」としみじみ思いました。
 
福井にいたころの私はとても楽しく暮らしていて、そのことが余計に辛かった時期もあったけど、七回忌も過ぎた今は、「ああ楽しかった。この町が好きだった」と本当に懐かしく思い出せます。日帰りだったので、時間がなくて、バタバタと帰ってきたのですが、駅で、五月ヶ瀬と焼き鯖寿司と花垣のお酒を買って、帰宅後、差し入れにいただいたお菓子も一緒に、仏前に供えました。
 
講演には、福井在住時にお世話になった方も何人も来てくださっていて、お会いできて嬉しくて、でもあたふたしてきちんとご挨拶もできなかったりして、「もっとちゃんと御礼を言いたかった」と後から悔やんだりもして……でも、本当に、とてもとても楽しかったのです。
 
ありがとうございました!
福井すてきな町です!

先月のことになりますが。
福岡日帰り旅行にいってきました。
目的は福岡市立博物館。期間限定公開の、国宝「へし切長谷部」です。
一振りの刀のためだけに福岡日帰りは、さすがに悩んだのですが、でも、今しかないと。来年でも「へし切長谷部」はたぶん見られるけど、でも、見たい見たいと思う気持ちが募っているタイミングで見られるのは、きっと今だけ。その感動を逃したくなくて、行ってきました(ちなみに、一緒に公開されている槍の「日本号」も有名ですが、去年の秋に見たことあるんです。なので、今回のメインは長谷部のほうでした)。
 
私が「へし切長谷部」を知ったのは、恥ずかしながら、ゲーム「刀剣乱舞」以後のことで。ということは、私のイメージする「へし切り長谷部」は、刀剣乱舞に出てくる「主命とあらばなんでもこなす」、あの長谷部に影響されています。
 
で、実物の、ゲームキャラじゃない、刀の「へし切長谷部」なんですが。刃文が皆焼(ひたつら)なんですね。刃のほうだけじゃなくて、鎬のあたりにも「焼き」が入っている、ちょっと変わった刃文。そのことを私は、刀の実物を見ることに興味が湧いてきて、関連の本を読むようになって、そのなかで初めて知ったわけなんですが、なんか、びっくりしました。キャラクターの長谷部からイメージする刀は、皆焼じゃなかった。そういう、派手で華やかでイレギュラーな感じのする刃文じゃなかったんです、私のなかでは。じゃ、どんな刃文だったら「あー長谷部ぽい」と思ったかっていうと、よくわからないんですが、少なくとも皆焼じゃなかった。
 
なので、その知識を得たときから、「皆焼のへし切長谷部って、どんな感じだろう」と、気になって気になって。なんだか妙な方向に気になりすぎて、「次の公開は必ず見に行く」と決めてからは、あえて写真は見ないようにしていました。まあ有名な刀だから、あちこちで目に入ってはしまうんですが、でも、初めてじっくりと見るのは実物でありたかった。
 
綺麗でした、実物の、皆焼のへし切長谷部。大鋒で、存在が派手というか、主張激しそうというか。平日に行ったので、ゆっくり見られまして。列は短いので、何度も並び直して、何度も見ました。
撮影OKの展示だったので、下手なりに、写真にも残してきました。
「へし切長谷部」と「日本号」。黒田家の宝物です。
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……なんか、もうね、刀匠長谷部国重を知っている方には笑われそうなことを書いてますが(皆焼の名手なんですよねえ、この方が。だから、ホント、笑われそうな話なんですよ、コレ)、でも、そういうふうに刀と出会うのも、楽しいです。実は年明け、熱田神宮にも行って、次郎太刀さんも見てきたんですが(こちらも、太郎太刀さんは去年見たことがあったんですけども)、あーゲームキャラの次郎さんがあんな感じなのも判るなあ、という派手な刃文でした。
 
今年は春に足利行きますしね。一振りの刀のために。もうね。今からドキドキしてます。百振り以上いる仮想現実のうちの刀のなかで(一つの刀を複数抱えてますんで、この数になります。溶かせないんだ、レア刀…)、最初の子の実物が見られるなんて。同じ頃に、というか、今もですが、東京では明石国行がまた展示されているので、しつこく、また見に行きたいとも思っています。他の刀展もあれこれあるし。そういえば、春に福井でやるのも気になってます。福井に、行くんです、たぶん。懐かしいなあ。やっとね。また、福井に行こうかなという、気持ちになっています。刀だけ見に行くわけじゃないですけど。また、おいおいと、仕事のことも、お知らせしますね! 

週末、梅田で観劇してきました。
「大阪城パラディオン」。大坂の陣を題材にした、歴史歌劇です。
正確には「太鼓歌劇」というちょっと耳慣れないモノでして。OSKや宝塚のスターOGの方々と、打打打団天鼓という和太鼓パフォーマンスの方々の共演で、演劇部分は基本的に宝塚やOSKと同じく、女性が男性を演じるミュージカル(一名のみ男性)、戦闘シーンは迫力ある太鼓パフォーマンス……という感じ。初演は昨年で、今回は再演。
以前に、縁あって初演時のDVDをいただき、真田幸村役の桜花昇ぼるさんと、後藤又兵衛役の鳴海じゅんさんのカッコよさに惚れ込みまして。今回、再び縁あって、再演の千秋楽にお招きいただきました!
いや〜〜DVDの何倍も何倍もカッコよかったです!
桜花さんも、鳴海さんも、舞台に登場するだけで華やかで! 歌劇スターのオーラってすごい!とぞくぞくしました。
それにまた、双方の「競演」ってところが、またすごい。
実は、DVD版で見たとき、それに驚いたんです。宝塚もOSKも、それぞれの舞台では何度か見たことがありますが、ある意味、予定調和の世界というか、きちんと序列のある世界なんですね。トップがいて、二番手がいて……という。それはそれですてきなんですが、でも、この「パラディオン」では、双方のスターさんが出ているので、なんかこう……オーラのぶつかり合いというか、気迫みたいなものが、また違う。そこがカッコいいいいっ、と。
 
基本は大坂の陣ですから、大坂方の武将はみな死んでいきます。わかってるんですけど、やっぱりかなしい。それだけに、最後、みなが揃って、生き延びた塙団右衛門を迎えるシーンは泣けました。大坂の陣の戦いのなかに、鬼や妖狐の妖怪伝説をからめたストーリーも面白く。戦闘シーンを太鼓で表すのも新鮮で。
 
梅田からの帰りの新快速のなかでも、シーンを反芻してニヤニヤしたりため息ついたりするおかしな人になってたんじゃないかと思います。すばらしかった……余韻にひたっております。
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パンフレットと、桜花さんの真田幸村写真集。ふふふ。サイン入りです〜! 

福山日帰り旅行記、続きです。
明王院から、隣の草戸稲荷神社へ。
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高いところにある、ひときわ目立つ本殿の、上からの景色は、こんな感じです。
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あっちでもこっちでも高いところに上ったせいか、翌日、つまり、今日ですが、足がそれなりに痛いです。でも、こういう天気の良い日は、見晴らしがよいので、どうしてものぼりたくなる。
 
行きはバスで来たんですが、帰りのバスがなくて。行ってから判ったんですが、このあたり、基本的に車で動くのが前提みたいで。バスの本数も、少ないんですね。電話でタクシーを呼ぶ以外に帰る方法がありませんで、ちょっと焦りました。
 
駅に帰って、一休み。
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帰りの新幹線のホームからも、福山城が見えました。
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朝九時半に着いて、四時に帰途につきました。
たっぷり、福山を楽しんできました。
 
戦利品!
開館と同時に入場できる時間に行ったのは、このクリアファイルのため。一日の販売数が限定でして、この日も、11時過ぎには完売でした。どうせ行くなら、がんばって買うぞ!と。無事にゲットできてよかったです(「刀剣乱舞」の世界では、名刀が擬人化して戦うので、明石国行と江雪左文字、それぞれ、こんなキャラになっているのです)。
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この秋の刀展は、佐野美術館とふくやま美術館、両方行けたので満足してます。次の「刀の実物見るぞ」計画のターゲットは、水戸の燭台切光忠か、年明け福岡のへし切り長谷部です。行けるかな〜。


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