カテゴリー
アーカイブ
 

020
新刊、届きました。
「影の泣く声 左近・浪華の事件帳」。
シリーズ第三作です。
発売は、年明け、1月10日。
どうぞ、よろしくお願いいたします!
 
表紙絵には、〈在天〉の長・弓月王の登場です。後ろ姿ですが。
今回も、表紙絵は安楽岡美穂さん、デザインはアルビレオさんが手がけてくださいました。いつも素敵な表紙、ありがとうございます!
 
「洪庵」シリーズドラマ化がきっかけで書き始めたこのシリーズ、その後、極めて個人的な事情で中断してしまい、今年になって舞台化で復活。「浪華の翔風」で初めて〈在天別流〉を書いたときには何一つ予想していませんでした。とてもいいこともとても悲しいことも乗り越えて、ここにたどり着きました。人生いろいろ。
 
時系列としては、「闇の射手」のあと。主役は左近で、相方の若狭と組んで事件を解決する話、という主軸は変わりません。で、帯にある通り、上総、つまり〈在天〉の長で左近の異母兄の弓月王と、正体不明の情報屋赤穂屋の過去の因縁が明らかになる、という話です。赤穂屋の正体バレの話。
 
もし、「浪華の翔風」を刊行と同時に読んでくださった方がいらしたら、20年間隠しといて今になって明らかになる過去ってなんやねん、と思われるんじゃないかと不安ですが、でも、この人の過去は、20年前にキャラを作ったときから決まっていたのです。で、この作品を書くまで、私以外に知ってるひとはいませんでした。なので、派生作品の制作関係の方はご存じありません。ご存じないので、あれこれ、いろいろ、こちらの気持ちとしては思い入れもいろいろだったんだと、ここでこっそりつぶやきます。いろいろってなんやねんて感じですが、いろいろなんです……。
 
苦労しました。書くのに。あんまりにも苦悩して苦労したので、担当さんに、ホントはもうこのキャラ書きたくなかったんじゃないですかって言われたくらいなんですが、そうじゃないんですよ、ずっと書きたかった話だから、しんどかったんです。……なので、こそっと言いますが、左近シリーズこれでは終わりませんです……まだ出ます双葉文庫さんお世話になります……。
 
来年は、「蘭」の再演もありますし、今後も〈在天〉とお付き合いいただけましたら、本当に幸せです。どうぞ、よろしくお願いいたします。
 
さて。
なんだかんだと、もう大晦日。
 
いろいろあった一年でした。
久しぶりの単行本「近松よろず始末処」は、おかげさまで、いろんなところで書評などに取り上げていただきました。ありがとうございました。続編、準備中です!
初のジュニア向けシリーズ「緒崎さん家の妖怪事件簿」は3,4巻が出せて無事に完結できました。こちらも、ジュニア向け新企画でまたお会いできたらと。
 
母校大阪大学では、2回、講演させていただき、懐かしい恩師や学友と再会できました。
地元紙京都新聞で、リレーエッセイの執筆も、させていただいています。
 
そして、もちろんあの、舞台「蘭 緒方洪庵 浪華の事件帳」もありました。
 
多くの方にお世話になりました。
本当にありがとうございました。
来年も、どうぞよろしくお願いいたします。
良いお年をお迎えください。
 
 

大阪城ホールでペンライト振ってきました。
「刀剣乱舞ミュージカル・真剣乱舞祭2018」。ゲーム「刀剣乱舞」をミュージカル化した作品群のなかの、歌と踊り部分を集めてコンサートに構成した、お祭りみたいなミュージカルショー。大勢の「刀剣男士」がきらびやかに登場します。五月に四天王寺前の饅頭屋さんだった荒木宏文さんも、脇差「にっかり青江」役でご出演。
 
ちょっとだけネタバレあるので、以下、これから観に行く方はお気を付けください!
 
やー、楽しかった!
お祭りでした!
 
オープニングに巴形薙刀さんが出てきて一人で舞うのですが。舞楽の振鉾を思い出しました。舞台を清め邪を払うため、舞楽の最初に行われる儀式的な舞です。字の通り、使うのは鉾ですが、なんとなく、薙刀の所作と似ているところもあって、イメージとして、ああこれから舞と楽が始まるんだなと気持ちの高まるシーンでした。
 
広い城ホールをいっぱいに使って18人の刀剣男士が舞い踊っていて、あっちもこっちも見たいしスクリーンでアップの表情も見たいし、忙しくて楽しくて、あっというまの二時間半。
 
にっかり青江は、不思議な笑みをにっかりと浮かべた底の見えないイメージのキャラなんですが、荒木さんがずーっと、その不思議なにっかりとした表情のままで歌って踊っているのがホントにすごいなと。ゲームの、2次元のにっかり青江は歌いも踊りもしないんですが、青江が歌って踊るとこうなるんだろうなというのをカタチにしていく舞台。原作をよく知っている作品の2.5次元舞台は、また格別の魅力がありました。
 
今年は一年、いろいろあったけど、しめくくりに、〈在天〉の新作刊行の作業ぜんぶ終えたタイミングで、こんな素敵なお祭見られて幸せでした。ホント、ちょうどやること終わったところで、出版社さんから告知も無事に出て(改めてここにも書きますが、「左近」シリーズの新刊「影の泣く声」1月10日発売です!もちろん若狭も出てます!)、〈在天〉とともに過ごした一年が一区切りだなあと思ったところだっただけに、はしゃぐ一方で、なんだかしみじみもしながら見てました。「蘭」の若狭をやるのがにっかり青江役のひとだと知ったときホントにおどろいて、「今度の若狭が妖艶色男系!」って友人にメールしたこととか、実際に「蘭」の本番を見たあと、「妖艶色男は荒木宏文さんの属性ではなくてにっかり青江の属性だったみたいで妖艶とは違う方向の色男だった」とか訂正メールもしたこととか、なんかもう、そういうのも、何もかもみな懐かしいな!
 
652
コンサートグッズ。ペンライトとタオル。ブラインド方式での販売だった「付箋シール」は、同行の友達が一発で青江を当ててくれました!
 
うちの本丸の、ゲームのなかのにっかり青江は、主戦力として里を駆け抜けた後、年末の連隊戦に控えてます!
 
 

刀を見に行っています。京博に。今の特別展示「京のかたな」を。
比較的、近いところに住んでいるので(三島の佐野美術館は泊まりがけで通いましたから、それに比べれば!)、時間の隙間を見つけて出かけます。前期は3回行って、後期も今のところ3回。あと1回ぶんはチケットがあるので必ず行きます。それが最後かと思うと寂しい。
 
刀を真面目に鑑賞しはじめたころ、好きだったのは備前刀で、佐野美に通うようになったきっかけも、「映りがちゃんと見られるようになりたい!」でした。それから、今年の冬、門司港に大倶利伽羅を観に行って、博多でへし切り長谷部も見て、続きで佐野美の上杉展も見て、そのあたりで、相州伝いいな!と。
 
今、京博でたっぷり眺めて、来派いいなああと、思っております。もともと明石国行という太刀が大好きで、代々木時代の刀剣博物館にも三回くらい見に行ったし福山にも行ったしで、明石が出てきたら会期中に一回は行く!と思ってるんですが、今回、京博でたっぷりたっぷり眺めて、やっぱり好きだなと。今回の展示では、来派の名刀がたくさん出ていて、どれも美しかった。
 
金沢に観に行き損ねてずっと悔やんでた前田藤四郎も見られたし。足利で山姥切国広を見たあとで改めて見ると、本作長義(以下略)が「写しとあんまり似てない!」と驚きました。あと、桑名江が好きです。今回の展示でピンポイントのお気に入りといえば、これかも。
 
去年一年間、佐野美で刀を勉強して、何が身についたかっていうと、人に言えるほどのものは何もないんですが。でも、一つだけ。たくさんの刀と、たくさんのそれを見るひとのなかにいて、雑音と雑念が入ってきても、目の前の刀を見て「私はこれのここが好きだな」と素直に感じられてぶれないようになった、ということ。たぶん、佐野美に行く前の私は、刀を前にして、横から誰かが語る言葉が耳に入ると「そうは思えないけどそう思うのが正解なのかな。そう思えないとダメなのかな」と思ってしまっていて、それがとても自分で嫌だったのです。自分の好みが出るほどに刀を見なれていないので、自信がなくて。
 
そして、ああこれはきっと、一度、自分で納得するところまで勉強しないと、消えないんだろうなと。
 
今は、刀を見て、それを語る言葉を専門家のように正確には紡げなくても、これのここが私は好き、ここがカッコいいと思う、この刃文が好み、この形が好み等々、肩の力を抜いて思うことができるので、展示を見るのがとても楽しいのです。
 
……これ、夏に書いた、舞台の話と根っこは同じですね。慣れないジャンルに入ってわからないことだらけで自信がなくて語れなくて、そういう状態が自分ですごくもやもやする。だけど好きだから、なんとか語れるようになりたい。自分なりにできることをやってみる。何か成果があったわけじゃないんだけど、自分なりにがんばったなと思ったあるとき、吹っ切れる。で、語り出す。なんだよ好きなんだからいいじゃないかーつって。
 
まあ、だいたい、いつもそんなふうに生きています。
 
あ、ゲームの「刀剣乱舞」は引き続きやってまして、上記の長義さんを手に入れて愛でています。あーなんか心が疲れたなー、というときに、刀の図録を読みながらポチポチと刀のレベル上げしてるとほっとします。ちょっと最近、ドラマチックなものを摂取するのに疲れてしまって、刀(実物)のように、向こうからは積極的に語りかけてこなくてひたすらこちらからのぞき込むものとか、淡々と戦ってるとレベルがあがって刀(ゲーム内の)が強くなっててちょっとうれしいゲームとか、そういうのがやすらぎます。
 
疲れていた理由は割とはっきりしていて、デビュー作シリーズの新作を、まさか今になって書くとは思っていなかったエピソードを、20年前に作ったときには裏設定でしかなかったものを、6年前に心身の不調でもう限界だと思って伏線張ったところで断腸の思いでやめた話を、書いたからです。めちゃくちゃ楽しかったけどめちゃくちゃ疲れました。本のカタチになるまでに、あと少し、お待ちいただければと思います。今回も表紙が楽しみです。
 
疲れたとか、そういうことをこうして書けるようになったのは、回復した証でして、今は再び新しい世界に戻って書いています。楽しいです。
 
 

舞台「蘭 緒方洪庵・浪華の事件帳」主演のお二方、藤山扇治郎さんと北翔海莉さん、ご結婚おめでとうございます!!
 
章と左近が!!
 
「蘭」のシーンがあれこれと思い出されます。
本当に相性ぴったりの章と左近だったんだなあああ、と改めて感動いたしました。
来年の「蘭」再演、さらに楽しみになりました。
 
や、でも、ほんとに、なんといっていいのかちょっとわからないくらいびっくりしたし嬉しかったし、とにもかくにも左近と章が……!
 
本当におめでとうございます!
お二人の末永いお幸せをお祈り申し上げます!
 
 

5149
「緒崎さん家の妖怪事件簿 月×姫ミラクル!」
明日、発売です!
どうぞ、よろしくお願いいたします!
 
初のジュニア向け、初の現代モノ、初のファンタジー(?)と、初めてづくしだったシリーズの、完結編です。伏線全部回収して満足です!
 
若菜とアキ君、シュウ君ほか妖怪たちの同居生活に最大の危機が!?
竹取屋敷はどうなっちゃうの!?
……最後まで楽しんで楽しんで書きました。
 
かすみのさんのイラストが、今回もとてもとてもかわいいんです!
表紙は全員集合で、どのキャラも素敵です。かっこいい子もかわいい子もいきいきとイメージ以上に描いていただけて、幸せです。
 
どうぞ、手に取っていただければと思います!
よろしくお願いします!
 
いろいろと迷ったり戸惑ったりしながらの挑戦でしたけど、一人称の女の子書けてホントにうれしかったな。やりたかったんですよね。時代小説はもちろん好きだけど、「あたし○○なの!」みたいな小説、ずっと憧れてて。新井素子世代なもので、そりゃもう。夢がかなったシリーズでした。また機会があれば、チャレンジしたいです。
 
今回のお話でも出番のある化け猫くん&優等生委員長さやかちゃんのコンビ。実は、元はかすみのさんがナナちゃん案としていくつか描いてくださったラフ画で。そのなかで、これはナナちゃんじゃなくて委員長キャラだ!って思った絵がありまして、そこから生まれたのがさやかちゃん。で、彼女と組むならこういう妖怪かな、と生まれたのが隻眼の化け猫マサムネくんでした。そういうふうに、イラストからキャラを作れたのも、楽しい体験でした。
 
「緒崎さん家の妖怪事件簿 月×姫ミラクル!」
どうぞ、よろしくお願いいたします!
 
 


XPressEUC Ver.0.30 (included WordPress 2.7) (0.202sec. )
ホームお知らせ自己紹介著作紹介江戸時代の大坂雅楽練習記お問い合せ
Copyright 2008-2018 TSUKIYAMA KEI Produced by Yokohamaya